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7/4 

コンビニでは147円のペットボトルドリンクを120円で売っている自動販売機コロニーがある。そこへ行くにはちょっとばかし歩かなくてはならないが、30円ちかく安くつくのは大きい。それに結構品揃えもいいので、てれんこ歩いて買いに行く。今日は500円玉硬貨を持ってきていた。それで午後の紅茶を購入する。午後の紅茶はカロリーオフをうたっているが、正直減らさないでほしいものだ。大切な栄養源なのだから。次に昼食を買うためにコンビニへ向かう。4個入りのカロリーメイトを購入する。僕はフルーツ味派だ。1日で食べるのは2個だけれど、4個入りを買うことによって、待ち時間の長い昼の混雑を2日に1回ですませることができるのだ。カロリーメイトを2本食べて、ちびちびと飲み物を舐めながら、本を眺めているとそれなりに胃は満足する。気が重くなるタイプの本を読むのがコツだ。多くの場合、ダイエットなんていうのは幸せな人がするものだ。

コンビニから出ると、ぱらぱらと小雨が降り始めたようだった。まだかさを指すまでもないなと考えながら、ポケットの中の硬貨を指先でちゃらちゃらといじる。そして何の気なしに硬貨を取り出してみる。100円玉が1枚、50円玉が1枚、10円玉が1枚。160円。この後Suicaで電車に乗り、駐輪場で駐輪料金120円を払う……どうもおかしい。500円をくずすときは、いつだって50円玉が残るはずなのだ。このままだと50円玉をくずすことになる。10円玉が1枚足りないではないか。慌ててポケットを探ってみたが、指に引っかかるのは自転車の鍵だけだった。どこだ。どこでなくしたのだろうか?50円玉をキープするのと、10円玉4枚になるのとでは、その差は10円以上になる気がした。順を追って考える。まさかコンビニで受け取った金額が足りなかったか。いや、それはありえない。代金は100円玉を2枚、10円玉を1枚を出して支払った。ジャスト。お釣りはない。レシートすら渡されなかった。受け取った硬貨をポケットに入れる際に落としたという可能性も消えた。すると自動販売機で午後の紅茶を買ったときだろうか。計7枚の硬貨のうち、1枚を取りはぐったとしたら、なんたる失策だろう。確かめるために自動販売機へ向かう。利用率が高い場所の上、今はひるどきだ。もう残ってはいないかもしれない。そもそも取りはぐったのかどうかの確証もないのだが……。急ぐ。霧のようだった小雨は、ぽつぽつ音を立て始めたなと思った途端、激しく降り出した。僕はかばんから折りたたみがさを取り出すのももどかしく、足をさらに速めた。だばだばだば。折りたたみがさが激しく打たれる。急ぐ。ぱき。あっ。高速移動に耐えきれず、かさが裏返る。畜生。かさなんか差してられるか。こっちは急いでんだ。相合いがさをひろげて、いちゃらいちゃらと腕を絡めあう恋人たちが、雨に打たれる男へ自慢と嘲笑が混ざった視線を向ける。水を吸った服の重さを感じながら急ぐ。急ぐ急ぐ急ぐ。気付けば僕は走っていた。自動販売機へ到着。ここには屋根が付いている。急いで午後の紅茶を購入した台へ向かう。隣接した自動販売機を物色していた女の人が胡乱な目を僕に向けたが知るものか。水が滴ってるぜ。いい男だろう!取り出し口に手をいれる。ひやりとした感触。あった。あったぞ。僕の10円玉だ。待っていてくれた。ここで僕を待っていてくれた。ぼたぼたと雨水を垂らしながら、僕は10円玉硬貨の声を聞いた。なぁ兄弟、この世界だって、まだまだ捨てたもんじゃないと思うぜ。ぶるっと身体が震えた。

[ 2007/07/04 20:03 ] 日記 | CM(0)
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