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新宿駅のホームで電車を待ちながらあごを少し上の方向に向けてぼぅっと誰かお金をくれないだろうかと考えた。お金が欲しい。バイトをすればいいじゃない。う、うん。そうだよねコーウェン君。下らない掛け合いを脳内で展開させていると、すらっと僕の横にスーツのおねいちゃんが来た。背が高い。僕より背が高い。175…180近いかもしれない。陰鬱で、気だるげな印象を受ける。そそる。気だるげなアタシ良いでしょ、カッコいいでしょと思ってそうなのが少し鼻についたが、素晴らしいまでに完成された気だるげさだった。もちろん顔が整っていたから好意的に取ることができるわけなんだけど。ヴィー、ヴィー…。雨音に混じってバイブレーションの音が聞こえる。そこはかとなく湧き上がる期待に応えることもなく、おねいさんは電話に出た。「はい、今から戻ります」ホットケーキの上でメイプルシロップが転がっているような可愛らしい声だったので、僕は少しショックを受けた。
[ 2007/04/05 03:02 ] 日記 | CM(0)
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